ベニズワイガニとズワイガニは種類が違うのでしょうか?

 

世界中には5種2亜種の「ズワイガニ」が生息しています。

 

その1種がベニズワイガニです。

 

別の1種の「タイセイヨウズワイガニ」の亜種が、いわゆる北陸で水揚げされる「ズワイガニ」です。

ベニズワイガニとズワイガニの大きな違いがです。

ベニズワイガニ ズワイガニ 違い 色

生きているズワイガニは、このように茶色の体色をしています。

  • ペニズワイ;普段から鮮やかな紅色。
  • ズワイガニ;普段は茶色みがかっているが、茄でると赤くなる。

そして棲む場所も違い、

ベニズワイガニ ズワイガニ 違い 棲む場所

  • ペニズワイ;水深1000m前後の深海に多く榎む。
  • ズワイガニ;水深300m前後の海底に多く棲む。

ですから、岸から少し離れただけでグンと深くなる富山湾では、ズワイガニよりもべ二ズワイが多くとれるというわけですね♪

 

またオスとメスの大きさが倍以上違うのも、ズワイガニの特徴です。

ベニズワイガニ ズワイガニ 違い 大きさ

石川県でいうズワイガニのメス「香箱ガニ」は、オスと比べると小ぶりです。

オスもメスも脱皮をするたび大きくなりますが、メスは生後8~10年で最終脱皮を終え、それ以上は大きくりません。

 

オスは10~12年かけてさらに脱皮を繰り返すので、メスよりも大きくなります。

 

大きいオスのほうが豪華な感じけど、メスの内子と外子を好むカ二連も多いそうです。

沢山、名前があるけれど、どれがどのカニ?

北陸にはいろいろな名前のカニがいますが、全部違う種類でしょうか?

 

富山のベニズワイガニ以外は、全部「ズワイガニ」です。

 

福井県で水揚げされるズワイガニは「越前がにです。

 

その名前の歴史は古く、16世紀の公家の日記にも「越前がに」の表記が見られるとか。

 

そして越前がにのメスが「セイコガニ」です。

 

背中に子を持つから「背子」→「セイコ」と呼ばれるようになったらしいのです。

ベニズワイガニ ズワイガニ 名前の違い

これが隣の石川県に行くと、ズワイガニの呼び名は「加能ガニに変わります。

 

「加賀」と「能登」から1文字ずつ取った名前ですが、歴史はまだ新しく、2006年に県産ズワイガニの名を一般公募をして決まったそうです♪

 

そしてこの加能ガニのメスが「香箱ガニ」です。

 

昔は「甲箱ガニ」とも書いたそうですが、いつの頃からか「香箱」になりました。

 

内子の香りが芳ばしいから、お茶の道具でお香を入れる「香箱」に似ているから、と由来も諸説さまざまです。^^

 

富山のベニズワイは、別名「高志の紅ガニです。

 

このほか新潟県のズワイガニは特に別名はないそうですが、メスは「メガニ」と呼ばれています。

 

よく耳にする松葉ガニは、ズワイガニの山陰地方の呼び名です。

 

そしてどの地域の皆さんも「ウチのカニがいちばん」と胸を張ります。

 

それはプライドというよりもたぶん、地元を愛する気持ちの裏返しでしょう。

 

郷土愛の強さが、カニの呼び名の違いになって表れているのかもしれませんね♪

 

*)このページの画像と文章の引用先: 
JR東日本発刊「感じる旅、考える旅 トランヴェール」「2018年1月号P14,P15」より。

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