熱帯に生きるノコギリガザミ(ソフトシェルクラブ)

- ノコギリガザミは、熱帯に分布しているカニの一種です。
- マングローブの根のあたりに住むため、マングローブソフトシェルクラブ、マングローブクラブ、ソフトシェルクラブとも呼ばれています。
- 日本では、三種類のノコギリガザミが分布しています。
- ノコギリガザミの味は、カニとエビのおいしい部分を足したようだと言う人がいます。
- 甘味や旨味が強く、一方で後をひかないのでいくらでも食べられるのです。
ガザミという名前の由来は、カニハサミの意味です。実際非常に立派なハサミを持つ上に、挟む力が非常に強いのです。おいしさの理由は、この力じゃないかとも言われています。
カニは冬が旬の種類が多いのですが、ノコギリガザミの旬は夏から秋です。沖縄旅行で食べた経験のある人が多い種類です。熱帯地方では養殖の研究が行われています。
ただし、西表島などではノコギリガザミは減少しています。ノコギリガザミは籠で簡単に捕まえられるため、旅行者も含めて乱獲されてしまったためです。
資源回復中の現在は超高級品となっていますが、チャンスがあればぜひ食べてみてください。