この冬の旅は。ぜひ石川県へ。
- 美食と温泉が待っています。
- 石川県は、冬の旅の魅力に満ちています。
- 能登の「和倉温泉」・加賀の「加賀温泉郷(山代、山中、片山津、粟津)」をはじめとする、情緒あふれる温泉地の数々。
- 石川県産ズワイガニ「加能ガニ」に代表される、さまざまな冬の味覚。
石川県の形はカニのツメ!
【山代温泉】星野リゾート 界 加賀(KAI Kaga)
「王道なのにあたらしい。」を打ち出す温泉旅館。
- 「王道なのにあたらしい。」を打ち出す温泉旅館。
- 手前の建物は国の登録有形文化財。
- 館内には九谷焼タイルの大浴場や茶室、陶芸家で美食家の北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の作品展示などがあります。
- 宿の前には山代温泉の古総湯(こそうゆ)があり宿泊者は無料で入湯できます。
ズワイガニの名産地として知られる石川県では、金沢港や加賀市の橋立港など県内で水揚げされた雄のうち、甲幅が9cmを超えるズワイガニを「加能ガニ」と呼び、その品質の証となる青いタグが付けられます。
漁場である石川西部の加賀沖は暖流と寒流が合流し、餌となる小魚やプランクトンが豊富な上、冬の海に鍛えられて肉付きの良い蟹が育ちます。
星野リゾート 界 加賀は、加賀の古湯で、開湯1300年を誇る山代温泉に在ります。
そこでは、加能ガニを中心とした選りすぐりのズワイガニが堪能できます♪
生きた蟹をしめ縄で巻く
界 加賀は、加賀伝統の建築である、紅殻格子(べんがらごうし) や釘(くぎ)を使わない建築法を随所に残しつつ、快適な客室棟を備える温泉旅館です。紅殻格子(界 加賀の写真ではありません。)
客室は「加賀伝統工芸の間」と銘打ち、加賀水引(みずびき)を施した障子飾りや加賀友禅のベッドライナーなどを配しています。
夕食は、蟹の漁期には蟹尽くしのコースが好評を博しています。
ひとり1.5杯分の蟹を使用した会席では、刺身や焼き蟹をはじめ、甲羅焼き、揚げ物、蟹すき鍋などが並びます。
活蟹のしめ縄蒸し
なかでもひときわ目を引くのが、主役の「活蟹のしめ縄蒸し」です。
活蟹のしめ縄蒸し
(写真引用先:星野リゾート公式サイト;https://www.hoshinoresorts.com/nippon/detail/?page=024)
- 「活蟹のしめ縄蒸し」は、江戸時代の文献からヒントを得て作られました。
- その江戸時代の文献には、囲炉裏の灰の余熱を使って蟹を蒸す調理法があり、灰が付かないように蟹を縄で巻いたと伝えられています。
- これを参考に、塩水を含ませたしめ縄を活蟹に巻きつけて蒸し上げています。
- 熱がじんわり入るので身がふっくらと什上がり、塩味もまろやかになります。
さらに料理を彩る雅趣(がしゅ)に富んだ九谷焼(くたにやき)の器の数々も目を楽しませてくれます。
食から伝統文化まで、加賀の魅力を体感する、豪勢な滞在に心を躍らせたいものです♪