間人ガニの本場宿 海雲館
五隻の漁船が命の間人(たいざ)ガニ
間人(たいざ)ガニは、ズワイガニの中でも丹後半島の間人港で水揚げされるものだけを指します。
極上の肉質と、漁の当日に帰港して食膳に出される鮮度からテレビで取り上げられたこともあります。しかし、間人(たいざ)ガニの漁獲量は年間わずか20t程度と少ないものです。その秘密は、間人港に所属する漁船がわずか五隻であることが原因となります。
カニの旬は冬場であるのはみなさんご存じの通りですね。間人港から約40キロの沖という近場でカニ漁は行われています。わずか数時間で漁場へ辿り着ける近さが、鮮度の秘密でもあるわけです。ただし冬の日本海ですから、近場とはいえ海の危険にも相当なものがあります。
厳しい自然の中で育った間人(たいざ)ガニだからこそ、味も格別なものなのです。そして港に運ばれた間人(たいざ)ガニは、船から降ろされてすぐに競りにかけられます。本来なら旬の地元でしか味わえない間人(たいざ)ガニです。
幻の味を知ってみたいと思いませんか。