激戦!ズワイガニのトップを狙え!
カニのブランド化現象が、各地に広がっています。
特にズワイガニは日本海側に
おいしい地域が多いためでしょうか。地域間競争激化の様相を見せているのです。背景には、間人かにや越前がにといったズワイガニのブランド化成功があります。
もちろんただ真似をするだけでなく、各地方で様々な展開を見せています。展開方法からも地域間競争激化の様子が伺えます。
様々な展開方法
例えば兵庫県の浜坂地区では、ズワイガニのブランド化前に入念な準備を行っています。
地域間競争激化の中に乗り出すにあたり、かにソムリエの育成を行っているのです。
かにソムリエは、カニについて理解しているだけではありません。浜坂の文化や歴史、観光に関する様々な知識が要求されます。カニを通じて観光客へ街の魅力を伝える役割を担っているのですね。
兵庫県の柴山港には、柴山がにというブランドがあります。百を超えるランクを設定して、基準を満たすものだけにタグをつけています。
さらに、新たに柴山ゴールドというランクを設けました。漁船側と仲買人の双方が質を認めて初めてつけられるタグです。千杯に一杯(千匹に一匹)とも言われる、真の高級タグというわけです。
変わったところでは、京都府舞鶴市の舞鶴かにがあります。ゆるキャラ「チョキまる」を利用したPRで、女性や子供をターゲットにしているのです。キャラクターソングやかにダンスをテレビで知った人もいるでしょう。ゆるキャラブームのおかげで、マスコミに取り上げやすいという狙いもあるようですね。